働きながらする音楽の素晴らしさ♫
僕は 自分で曲や詩を作って演奏して歌っているので シンガーソングライターということになるのかもしれませんが、あくまでも本業は 普通の会社務めです。
でも それがとてもよく感じています。芸人さんや プロのミュージシャンになろうとしているわけではありません。働きながら 隙間時間でささやかな音楽を楽しんでいます。仕事のない休日の自由な時や、出勤前のわずかな時間、また帰宅してから少しやったりしているくらいですが それくらいがちょうど 自分にはいいです。
そんな気楽な環境で音楽をしてますと、その恩恵は多く感じ取れます。ギターや歌も気が付いたら始めたころよりわずかに進歩もしていき それ以外にも 呼吸が良くなったり 小さかった声が大きめになったり、友人も増えたり、話のタネが増えたり、なにより笑顔が増えたのが一番うれしく、職場でも明るくなったように思います。
音楽からたくさんの恩恵を受けて とても嬉しく、感謝して これからも楽しい音楽活動を続けていきたいと思います。
スケッチ6話 「さざんかの頃」のお話&楽譜^^
この歌は 僕の自転車通勤道でのお話です。冬もそろそろ終わり春を意識する季節とはいえ まだまだ寒さ残る頃です。
「今朝も冷たいなア~今から会社かあ~近頃、いろいろあって 行きたくないな~ああ、」働くことは好きだけど 仕事以外の職場雰囲気や人間関係がどうも・・・なあ~。「でも働かなきゃなア~」「家族もいるしなア~あ~あ~~。」「転職しようかなあ~、でもなあ~」
そんなふうな時に ふと道沿いのさざんかの花々や その先のちいさなお花の姿がとても愛らしく見えまして この寒い中外で文句も言わずに香おるさざんかの花や 懸命に明るく咲こうとしている野花。なんか小さな希望といいますか 明るい兆しを心に ちょっと感じて 歌にいたしました。
スケッチ5話 「Blue days」のお話♥楽譜^^
この曲は 若い頃、あまり知らない土地へ仕事に出張した時に、そこである女性に出会って 恋に落ちました。
御互い気持ちが通じていたように感じていましたが、しばらくして僕がこの土地の職場に長くはいられないことがお互い解っていたように思います。寂しさを感じていながら お互いを思いあって知らないかのように ささやかな笑顔で接しようとしていた事が 余計に心の重くのしかかります。
でもその時の思い出が 長い年月を経ても とてもきれいな思い出となって ずーっと心に残っています。その気持ちを大切に歌にさせていただきました。^^
スケッチ第4話「お母さんごめんね 」 曲のお話
スケッチ1~3話は20代のころの作品ですが この曲から、30年過ぎた53歳になってから作った曲になります。
この曲は、育ててもらったお母さんに 些細な事で喧嘩になってしまいました。その時、つい言葉がきつくなってしまい、母の心を傷つけてしまいました。その出来事は、自分自身をも傷つけてしまい ただ悲しいだけで 何一つ良いことは無く ただ悲しいだけでした。そんな時 朝の出勤中の道端の小さな花に そっと「お母さんごめんね」とつぶやきましたら なぜか目に涙が浮かんできました。それだけ心が苦しかったのだと思います。でも言葉にする事によって 心が晴れてきたんですね。その時の気持ちを 歌に致しました。お母さんとはその後すぐ 自然に また仲良くなることが出来ました。
この曲が出来た事がきっかけで 53歳から再びオリジナルソング作りが 始まって行くことになりました。(小さな暮らしの優しいオリジナルソング作りが始まりました^^)
スケッチ第3話「11月の金星」 曲のストーリー
この曲は大学生の頃(昭和60年ごろかな?)、東京の安い6畳部屋のアパートの2階の窓際にもたれて 夕方の空を眺めたり 聞こえてくる近所の暮らしの声を聴いたりするのが好きでした。 あわただしい都会の様子ではなく 下町の住宅街の落ち着いた 静かな夕べの時間がとても好きでした。
11月の寒くなる頃は 夕方ともなれば寒くなり 窓を閉めたいのですが、聞こえてくる人の声や 窓から見える夕焼け空が美しくて 窓を閉めずに 開けて外を眺めている様子を 自然な感じで歌に致しました。
スケッチ第2話「春風」の曲のストーリー
この曲は、地元(香川県の高松)に帰って就職して 少し慣れたころに作った曲です。まだ20代の頃、ゴールデンウイークという長~い連休を いいお天気にもかかわらず特にやりたいこともなくまた、お金もなく ただ家でゴロゴロして楽しめるはずの連休を無駄に過ごしていて、「こんなんじゃだめだなあ~」なんて思ってはみたものの どうすることもできないジレンマの中、ただ出来ることは家の外に出て 外の風にあたるくらいのことでした。そして玄関を開けて家の外に出て見ましたら 温かな春風が、ぱ~っと舞い上がって ちょっとほっぺたをひっぱたかれたような気がしたのを覚えています。
あたたかな春風が 「外に出てきなよ~~。」って誘ってくれたのかもしれませんね^^